回文の世界(3)フランス語のもっとも長い回文

Trace l’inégal palindrome….  Le brut repentir, cet écrit né Perec.

ジョルジュ・ペレックによるもっとも長い回文である。1247語もある最長のものとして Wikipedia (s.v. : palindrome) に収録されていたが驚いたことにタイトルと最後の署名が省略されていた。タイトルも回文の一部なんだよ! ここを書いておかなくてどうする,ということで原典にあたりタイトルと署名を加えてここに正しく再掲しておく。Oulipo, La Littérature potentielle (Créations, Re-créations, Récréations), Collection Idées, Gallimard (Paris), 1973, p.101 seqq.

「このギクシャクした回文を辿ってみよ。虚しいものだ,馬鹿馬鹿しい,とヘラクレスは言うことだろう。本当にやらなきゃよかった。この文はペレックが生み出したものだ……」

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Published in: on 2010/11/18 at 12:16  回文の世界(3)フランス語のもっとも長い回文 はコメントを受け付けていません。  

回文の世界(2) Le monde du Palindrome (suite)

回文の世界(2)

Le monde du Palindrome (suite)

★中国語

中国語は冠詞や前置詞,後置詞のような機能語(文法的機能担当の語)を割に要しない言語なので,回文は作りやすい。シンプルな例を挙げるが本気になればすごいものが幾らでも作れるだろう。最初の例は中国語の初等教本によく出てくるそうだ:

  • 我愛媽媽,媽媽愛我「私は母が好き,母も私が好き」
  • 人過大佛寺,寺佛大過人「ある人が大仏殿のところを通ると,寺の大仏は人よりもはるかに大きかった」
  • 船上女子叫子女上船「船上の女性が子供に乗船するよう叫んだ」

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回文の世界 Le monde du Palindrome

回文の世界

Le monde du Palindrome

回文というのは「上から読んでも山本山,したから読んでも山本山」のことだ(古いな)。いや,それは不正確か。むしろ引き合いに出すべきは:

◆新聞紙
◆竹やぶ焼けた
◆軽い機敏な子猫何匹いるか

であろう。どれも有名なものだ。回文については最近では村上春樹が『マタタビ浴びたタマ』で小さなブームを呼んだ。(面白く,かわいい,よい本だと思うが筆者は買わなかった。)

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Published in: on 2010/11/17 at 16:43  回文の世界 Le monde du Palindrome はコメントを受け付けていません。