うなぎ文の一般言語学

これは以前のエントリー「ウナギ文の好例コレクション(リンク)」の補遺として書かれ始めたものだった。そのエントリーに追補しようと考えていたのだが、この「追補」の方が本体より長くなってしまう勢いである。これは別エントリーにするに如くはないと考えた。

以下に新たな例を付け加えるとともに、いわゆる「うなぎ文」の問題圏から、「名詞文」の問題、さらにはドイツ語・ラテン語の非人称受動の問題、フランス語の代名動詞の問題まで、一般言語学的に話を拡げていく。というか、書いてみたら勝手にそこまで話が及んでしまった。 (さらに…)

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音の増減、転倒をめぐる修辞用語

語中の音が増えたり減ったり、入れ替わったりすることを修辞学・言語学の用語としては何というか。

普通はレトリック用語辞典などに全部まとめられているのでそちらを見れば足りるのだが、こういうものはアルファベティカルに並べるよりは、事項別に整理した方が良い。

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Published in: on 2011/10/09 at 20:14  音の増減、転倒をめぐる修辞用語 はコメントを受け付けていません。  

ある「落ちこぼれ」の弁解

かつて英文学者の安藤文人(ふみと)先生の随筆に膝を打ったことがある。「ある『落ちこぼれ』の弁解」と題するエッセイで、ご自分が数学が苦手であったことを自虐的、諧謔的に回想した一文であった。敬称に先生としたのは実際にお世話になったことがあるから。以下は簡便のため「氏」とさせていただく。

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Published in: on 2011/09/26 at 15:50  ある「落ちこぼれ」の弁解 はコメントを受け付けていません。  

プラトン『パイドロス』Plat. Phaedr. 274c

ἤκουσα τοίνυν περὶ Ναύκρατιν τῆς Αἰγύπτου γενέσθαι τῶν ἐκεῖ παλαιῶν τινα θεῶν, οὗ καὶ τὸ ὄρνεον ἱερὸν ὃ δὴ καλοῦσιν Ἶβιν: αὐτῷ δὲ ὄνομα τῷ δαίμονι εἶναι Θεύθ. τοῦτον δὴ πρῶτον ἀριθμόν τε καὶ λογισμὸν εὑρεῖν καὶ
[274d] γεωμετρίαν καὶ ἀστρονομίαν, ἔτι δὲ πεττείας τε καὶ κυβείας, καὶ δὴ καὶ γράμματα.

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Published in: on 2010/06/19 at 16:07  プラトン『パイドロス』Plat. Phaedr. 274c はコメントを受け付けていません。