「釈迦に説法」を各国語で

「釈迦に説法」は大辞泉に依れば「知り尽くしている人にそのことを説く愚かさのたとえ。釈迦に経(きょう)。」ということだが、類似の諺は世界の国々にもあまたある。

まだコレクション中だが、中間報告。

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観音様ご開帳

観音様……ご開帳……摩羅……昇天……極楽……

「急にどうしちゃったんですか、汚言症(コプロラリア)でも出てきちゃったんですか、お薬出しときましょうか」などとお思いになった方。何か勘違いをしておられるのではないかな。コプロラリアというのはトゥレット症候群や認知症などにみられる「猥褻語や冒涜語(ブラスフェミ)、Four-letter words を口にするのが止まらなくなる」という症状のことであるが……拙僧と如何なる関わりがあろうものかは。

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Published in: on 2014/11/28 at 13:13  コメントする  

子曰く=「子供が言ってた」

『論語』の決まり文句「子《し》曰《のたまわ》く」を機械翻訳にかけたら(Google 翻訳)「子供から聞いた話だが……」みたいになっててワロってしまいました(「ワロた」の適切でない使用例)。

child says

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Published in: on 2014/07/21 at 14:53  コメントする  

中二病、あるいは厨をめぐる用語史抄その2

前々エントリー「流行り言葉の栄枯盛衰:ギャルとフェチ」および、
前エントリー「中二病、あるいは厨をめぐる用語史抄その1」を承けて続く:

中二病とは別に発達していた「厨房」

さて、前エントリーに述べたような経過を辿って、伊集院の「中二病」は徐々に意味を狭め「自虐の詩」すなわち自嘲の反省から、ひとの未熟をくさす罵倒表現へ、さらには「厨二病」とか「厨っぽい」といった形を得て「重篤症例の邪気眼妄想を指す用法」へと片極化を遂げてきたことが確認された。

しかしここに、とりわけウェブ上のジャーゴンとして「別のルート」を辿って成立してきた「厨房」という言葉がある。「厨二病」は、この「厨房」と付かず離れず隠微に交叉して、その意味に振幅を刻んでいる。では「厨房」とは何の謂か。 (さらに…)

Published in: on 2013/12/22 at 00:31  コメントする  

うなぎ文の一般言語学

これは以前のエントリー「ウナギ文の好例コレクション(リンク)」の補遺として書かれ始めたものだった。そのエントリーに追補しようと考えていたのだが、この「追補」の方が本体より長くなってしまう勢いである。これは別エントリーにするに如くはないと考えた。

以下に新たな例を付け加えるとともに、いわゆる「うなぎ文」の問題圏から、「名詞文」の問題、さらにはドイツ語・ラテン語の非人称受動の問題、フランス語の代名動詞の問題まで、一般言語学的に話を拡げていく。というか、書いてみたら勝手にそこまで話が及んでしまった。 (さらに…)

ンジャロなキリマ 意外なところに切れ目あり

キリマ・ンジャロ

「キリマンジャロの雪」といえば、ヘミングウェイの短編ではもっとも有名なもののひとつだ。このアフリカ最高峰であるキリマンジャロは二語からなる地名である。

で、その切れ目がキリマ・ンジャロ。「山」+「輝ける」。

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Published in: on 2013/02/07 at 12:36  ンジャロなキリマ 意外なところに切れ目あり はコメントを受け付けていません。  

回文の世界(2) Le monde du Palindrome (suite)

回文の世界(2)

Le monde du Palindrome (suite)

★中国語

中国語は冠詞や前置詞,後置詞のような機能語(文法的機能担当の語)を割に要しない言語なので,回文は作りやすい。シンプルな例を挙げるが本気になればすごいものが幾らでも作れるだろう。最初の例は中国語の初等教本によく出てくるそうだ:

  • 我愛媽媽,媽媽愛我「私は母が好き,母も私が好き」
  • 人過大佛寺,寺佛大過人「ある人が大仏殿のところを通ると,寺の大仏は人よりもはるかに大きかった」
  • 船上女子叫子女上船「船上の女性が子供に乗船するよう叫んだ」

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Published in: on 2010/11/17 at 17:08  回文の世界(2) Le monde du Palindrome (suite) はコメントを受け付けていません。  

鬼哭啾啾あるいは文字の発明

淮南子
本經訓:

昔者蒼頡作書,而天雨粟,鬼夜哭

また,修務訓には:

昔者,蒼頡作書,容成造曆,胡曹為衣,後稷耕稼,儀狄作酒,奚仲為車,此六人者,皆有神明之道,聖智之跡,故人作一事而遺後世,非能一人而獨兼有之。

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Published in: on 2010/06/19 at 16:14  鬼哭啾啾あるいは文字の発明 はコメントを受け付けていません。