「釈迦に説法」を各国語で

「釈迦に説法」は大辞泉に依れば「知り尽くしている人にそのことを説く愚かさのたとえ。釈迦に経(きょう)。」ということだが、類似の諺は世界の国々にもあまたある。

まだコレクション中だが、中間報告。

看板に偽り? 地名を含む料理や食品

「日本と欧州連合(EU)の経済連携協定(EPA)交渉で、EU は域内にあるワインやチーズなどの有名産地名を使った商品名約200件について、勝手に使えないようにすることを求める方向だ。合意内容によっては、日本で定着した商品名が変更を迫られる可能性がある。

特定の産地名を商品名などに使う権利は「地理的表示」(GI)とよばれる知的財産のひとつ。

EU は域内にブランド価値が高い産地名を使った食品やお酒が多く、いまのところ、日本に対して205件の商品名の使用制限を求める方向で加盟国と調整している。 朝日新聞が EU 関係者から入手したリストには、フランスのワイン産地に由来した「シャンパン」や「ボルドー」、イタリアのチーズ産地に由来した「ゴルゴンゾーラ」や「パルミジャーノ・レッジャーノ」、英スコットランドの「スコッチ・ウイスキー」などが挙がっている。」(朝日新聞web版 2015/02/26、ただし英数全角を半角にした)

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うなぎ文の一般言語学

これは以前のエントリー「ウナギ文の好例コレクション(リンク)」の補遺として書かれ始めたものだった。そのエントリーに追補しようと考えていたのだが、この「追補」の方が本体より長くなってしまう勢いである。これは別エントリーにするに如くはないと考えた。

以下に新たな例を付け加えるとともに、いわゆる「うなぎ文」の問題圏から、「名詞文」の問題、さらにはドイツ語・ラテン語の非人称受動の問題、フランス語の代名動詞の問題まで、一般言語学的に話を拡げていく。というか、書いてみたら勝手にそこまで話が及んでしまった。 (さらに…)

犁を犁と言う、猫を猫と言う、桶を桶と言う

英語に To call a spade a spade という表現がある。直訳すれば「犁を犁と言う」という意味だが、「物事をはっきりと言う、歯に衣着せぬ言い方をする」といったほどの慣用句である。これが何を起源とした表現なのか、ずっと気になっていた。 (さらに…)

Published in: on 2012/08/29 at 17:06  コメントする  

回文の世界(2) Le monde du Palindrome (suite)

回文の世界(2)

Le monde du Palindrome (suite)

★中国語

中国語は冠詞や前置詞,後置詞のような機能語(文法的機能担当の語)を割に要しない言語なので,回文は作りやすい。シンプルな例を挙げるが本気になればすごいものが幾らでも作れるだろう。最初の例は中国語の初等教本によく出てくるそうだ:

  • 我愛媽媽,媽媽愛我「私は母が好き,母も私が好き」
  • 人過大佛寺,寺佛大過人「ある人が大仏殿のところを通ると,寺の大仏は人よりもはるかに大きかった」
  • 船上女子叫子女上船「船上の女性が子供に乗船するよう叫んだ」

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Published in: on 2010/11/17 at 17:08  回文の世界(2) Le monde du Palindrome (suite) はコメントを受け付けていません。  

テーバイ攻めの七将

der Zug der Sieben theben

岩波文庫の『テーバイ攻めの七将』アイスキュロス,高津春繁訳が復刊された。この「テーバイ攻めの七将」は別に「テーベの七雄」などとも称される。

これをドイツ語にすると der Zug der Sieben theben となる。Zug は一番普通には「列車」だが「一連のもの一般」をさす。英語の train に重なり,それよりもかなり広い意味の単語だ。Sieben は英語で seven,theben は「テーバイの」という形容詞。

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Published in: on 2010/06/19 at 15:14  テーバイ攻めの七将 はコメントを受け付けていません。