『論語』の決まり文句「子《し》曰《のたまわ》く」を機械翻訳にかけたら(Google 翻訳)「子供から聞いた話だが……」みたいになっててワロってしまいました(「ワロた」の適切でない使用例)。
論語が『人生に必要な知恵はすべて幼稚園の砂場で学んだ』と同類の書物みたいに見えてくる……いや、もともと近いものがあるのか?
子供が言ってたんだけど、
「遠くの友達がお泊まりにきてめっっちゃ楽しい」子供が言ってたんだけど、
「口のうまい子は、あんがいこっちのことを真面目に考えてくれない」子供が言ってたんだけど、
「失敗したら反省して、もうしないようにしないといけないんだよ」
なんだか育児ブログみたいになってきた。
子供が言ってたんだけど、
「ひとからされていやなことは、ひとにしちゃいけないの」子供が言ってたんだけど、
「なんでもやりすぎはいけないんだよ」子供が言ってたんだけど、
「七十才になったら好きにやっても無茶はしなくなった」
いや、こいつはいくらなんでも子供ではないな。(……まてよ親の方が百も近ければ有り得ないはなしではないのか)
答え合わせじゃないけど一応、原文添付。順に:
有朋自遠方來、不亦樂乎(學而)
巧言令色、鮮矣仁(學而)
過則勿憚改(學而)
己所不欲、勿施於人也(衛霊公、あるいは顔淵)
過猶不及也(先進)
七十而從心所欲、不踰矩(為政)
あと「玉磨かざれば光なし(原文に則せば「器を成さず」)」というのがしばしば孔子の名言として伝えられているが、これはじっさいは論語ではなくて礼記の言葉(礼記、學記:玉不琢、不成器)。なんでこの一節に触れたかと言うと、次の幼児語訳を思いついてしまったからだ。
子供が言ってたんだけど、
「泥団子はうんと磨かないと光らないんだよ」
用字は「中國哲學書電子化計劃」に従った。