クールな「紙名」を誇る業界紙の世界

ニッチな新聞というものがある。業界紙などと呼ばれる特殊業界御用達の新聞である。

そういう業界紙のなかに、門外漢の立場からするとはっとするような名前の新聞がある。

たとえば自動車産業の市場規模を考えた場合『日刊自動車新聞』(紙面をご覧下さい)というものがあっても誰も驚かないだろうが……

いやそれどころか『二輪車新聞』(紙面をご覧下さい)というものがあってもまだ驚かないだろうが……

自動車タイヤ新聞』(これは是非、その紙面をご覧になって頂きたい)——タイヤ情報に特化した新聞が存在することを知ったならば多くのひとが驚くのではないだろうか。

また『日刊不動産経済通信』という新聞があっても、市場動向というものが莫大な損益を日々生み出している業界の事情を考えれば、こうした専門紙の必要性は判る。

だが……『日本屋根経済新聞』(これも是非、紙面をご覧になって頂きたい)という新聞の存在を知ると、随分ニッチを刻んでくるなと一瞬たじろぎを感じるのではないか。日本屋根経済新聞社の発行する「屋根業界唯一の情報発信媒体」(同社ウェブサイト)である。本当に屋根に特化した新聞なのだ。トップ記事から一面広告まで、のべつまくなし「屋根、屋根、屋根」である。

こうした『自動車タイヤ新聞』や『日本屋根経済新聞』のような、玄人向けの「はっとするような名前のニッチな新聞」を拾い上げてみるべく、業界紙の海に漕ぎ出してみた。

株式・金融・市況

たとえば『日本証券新聞』と『株式新聞』が日刊紙である意味は明白である。門外漢からしても大体どんな情報が掲載されており、どういう客層がどういうニーズの元に購読しているかが概ね想像つく。「証券専門紙」というジャンルがあり、かつては日刊紙が他に六つほどもあったそうだ。この辺は意外というほどもない、むしろ無かったら不思議といった感じだろうか。

保険

かたや保険業界の『保険毎日新聞』なども日刊紙だ。軽くジャブが入りはじめました。この辺から門外漢には、ちょっとずつ意外の感が湧いてくる。もちろん保険業界も何らかの日報を必要とするような業界なのだろう。「損害保険・生命保険・共済・少額短期・簡易保険などのニュースが掲載されている」(ウィキペディア)とのことで、そりゃそうだろうという感じだが、素人からして不思議なのは「そこに日刊紙が必要になるほどの情報量と速報性の要請がある」ということだ。

農業

日本農業新聞』などはどうだろうか。農協団体発行のものでは唯一の日刊紙だそうだが、業界に日刊紙が一紙しかないのは素人としては却って意外である。いや、素人目には農業って「日々の変化」が重要になりそうな気がしませんか。先物とかの市況とも関係が深そうだし……と思ったらやはり創刊時の前身は『市況通報』と言ったそうだ。ウィキペディアによれば「ラ・テ欄」まで具備しているらしい。

考えたら農業従事者が自分の農地の「日々の変化」の情報を新聞に頼っているわけがない。

同じ業種のものとしては、旬刊だが『日本種苗新聞』は名前が可愛い。ウェブサイトも花がいっぱい、野菜がいっぱい。

林業

林業界には『日刊木材新聞』がある。まことに堂々とした名前だ。観測時には「合板の日特集」が掲載されており、そんな「日」があることを初めて知った。「非構造用合板 杉15㍉厚型枠用の壁」とか記事も熱い。なにかとイノベーションがある。「型枠納材問屋特集」なんていうのも目を開かれる思いである。

水産業、まさかの日報の数々

水産業界は意外と日刊紙が多かった。週刊紙の場合にも別に日報も出している新聞社がままある。なんか「相場観」みたいなものに関係がありそうだが、これほど速報性が重大な業界だとは知らなかった。

日刊紙としては『日刊水産経済新聞』、『日刊水産通信』、そして『みなと新聞』がある。

『みなと新聞』の発行は山口県に本社を置く「みなと山口合同新聞社」であるが、案外なことに水産業界指折りの「全国紙」であった。

かたや水産タイムス社の『水産タイムス』は週刊であるが、同じく週刊紙の『冷食タイムス』が併存し、さらにこれら週刊紙の他に、それぞれの「日刊速報」を出している。

水産通信社は『日刊水産通信』と『日刊シーフーズ・ニュース』を発行している。なるほどここでも「水産」と「シーフーズ」でそれぞれに日報が必要とされているのだ。

こころみに日刊水産通信のバックナンバーを拝見すると2015年1月末には「原発汚染水の海洋放出」に抵抗する記事が多く痛切。応援したい。その一方で「国産豆あじの南蛮漬け提案」とか「ごはんに合う 魚屋さんの御馳走提案」といった「提案」記事に夢中になる私。ここは地の果てヨーロッパ、国産魚介類恋しさに熟読してしまった。目の毒だった。

水産新聞社は札幌本社で『水産新聞』は週刊。私はウェブサイトの広告のたぐいを常々憎んでいるものだが、水産新聞社ウェブサイトの広告は素晴らしい。「生うに・ほたて・なまこ 小川商店」とか「ホタテ干貝柱製造 北斗水産」とか、見る価値のある広告が目白押しだ。やはり目の毒だった。もうよそうかな、こんな虚しい探索は。

工業・産業界

これは巨大な業界である。日刊の専門紙がいくつあっても不思議はなかろう。『日本経済新聞』をはじめ、『日刊工業新聞』、『日経産業新聞』、『フジサンケイビジネスアイ』など日刊総合紙だけでも片手に及び、わたしなどは『日本経済新聞』と『日経産業新聞』の区別もつかないが、どちらも日本経済新聞社の発行と知ってなるほどと思うと同時にさらに困惑の度を深めている。前者は市況、後者は産業が中心の話題ということだろうか? これどっちも購読している人も少なくないと思うんだけど(「経済には関心があるが、産業には無い」っていう人こそなかなかいそうもないでしょう、逆もまた然り)、同時購読していて混乱しないのだろうか……余計な心配か。済みませんでした。

鉄鉱・金属

日刊鉄鋼新聞』はずいぶん硬そうな名前だがコンセプトは判りやすい。しかし『鉄鋼新聞』か……さぞや重いんだろうな。それに素手で畳んで読めるのかな、電車の中で。切り抜きをする時にはアセチレン・トーチが必要になったりしないかな……余計な心配か。本当に済みませんでした。かつての学友のM君(新日鉄)なんかは定めし購読しているだろう、この『鉄鋼新聞』。今度、古新聞の回収の時に何十トンになるのか聞いてみなければ。

日刊産業新聞』は前の「工業・産業界」の項の『日経産業新聞』と紛らわしいがまったく別物。『日刊産業新聞』の方は「鉄鋼・非鉄金属の専門紙」(同社ウェブサイト)だそうで、こりゃ紙名からは想像がつかない、うっかりしていたら前項に入れてしまったところだろう。

日刊市況通信』も人惑わせなところがある。ちょっと見ると『株式新聞』や『日本証券新聞』の仲間みたいだけれども、その実体はまさかの「金属スクラップ情報」(同社ウェブサイト)の専門紙だという。日刊市況通信社は『鉄スクラップ資料集』といったものも年鑑式に出版している。『鉄スクラップ資料集』か……興味があるかと言われれば微妙だが、一度は中身をのぞいてみたくなる。資料編は「金属スクラップ関連データ満載。」などと何故か半角カナ込みでアピールしている。「データ満載」、やはり一度はのぞいてみたい。

ちなみに日刊市況通信社のウェブサイトでも、いつもは鬱陶しくてならないGIF広告が妙に面白い。「ギロチンダストから/有価金属を回収!!/株式会社クリーンエコロジー」なんて紙芝居式に展開されて注視してしまった。「ギロチンダストから」と来た段階で「なに、なに?」と既に注目である。いや、商売がら聞いたことのない言葉には弱いんですよ。

建設業

日刊建設新聞』、『日刊建設工業新聞』、『日刊建設産業新聞』、『日刊建設通信新聞』、『建設経済新聞』、『建通新聞』、『日本工業経済新聞』……すべて別物。順列組み合わせで網羅したみたい。間違い探しの問題が作れそうだ。

a) 日刊建設新聞、b) 日刊建設工業新聞、c) 日刊建設産業新聞、d) 日本建設産業新聞、e) 日刊建設通信新聞、f) 建設経済新聞、g) 建通新聞、h) 日本工業経済新聞

問:一つ実在しないものがあります、それはどれでしょう。答:d

建通新聞』が『日刊建設通信新聞』の略ではない、とか落とし穴がいっぱいだ。個人的に興味の無い業界だということもあるが(斯界の皆様には申し訳ありません。本当に済みません)、それぞれにどういう違いがあるのか思いも及ばない。

あとこの業界で忘れてはいけないのが、週刊だが『セメント新聞』。まことに潔い名前である、こうもあれかし。しかし『セメント新聞』か……さぞや重いんだろうな。いや、このネタはもうやったか。本当に済みません。生まれて済みません。

化学

業界をリードする専門紙は『化学工業日報』だろうが、化学業界へさらに分け入ってみると、ぐっと来る業界紙の名前が多い。一目でどこの業界紙か判るうえに、その一ネタだけでほんとうに一紙埋め尽くされているのか確かめたくなるものばかりだ。

石鹸新報』、これは現在では『石鹸日用品新報』というのだが、石鹸類の市場の広がりに合わせるべき事情があったのは理解できる。しかし往時の『石鹸新報』の簡潔さは捨てがたかった。社名はいまだに石鹸新報社。ウェブサイトも http://www.sekkenshinpo.com の名が残っている。

「JICFSコード体系に基づいた業界製品一覧を網羅した『オールトイレタリーズ』を刊行する」(同社ウェブサイト)など、石鹸日用品界をまとめて面倒見ている。『オールトイレタリーズ』か……これものぞいてみたいな。

上と類似の業態を持つと思しい『日用品化粧品新聞』はかつては『洗剤日用品粧報』、さらに遡ると『日本洗剤新報』と言って、こちらは実は『石鹸新報』よりも創刊が古い(昭和21年)とのこと。この紙名変更にともない社名も日用品化粧品新聞社となったのだそうだが……私見としては旧名『洗剤新報』の切れ味が惜しまれる。

というか『石鹸新報』と『洗剤新報』が鎬を削っていた時代が懐かしまれる。まだ私は産まれていないけど。生まれて済みません。

『全国ドライ新聞』というものもあった。現在は『ゼンドラ新聞』と改名されてしまったが、これも旧名が惜しまれる。この文脈で出てくればクリーニング業界の業界紙であることはお判り頂けるだろうが、もしも一切の文脈なしで『全国ドライ新聞』と紙名だけ聞いたら何事かと思われるのではないか。

全国規模のドライ新聞である。これはもう……すごくドライな編集方針の新聞なのではないだろうか。すさまじくドライな記事が満載されているのではないか。「高田首相所信表明演説 なんか絵に描いた餅みたいなことぐだぐだ言ってた」とか。「巨人軍優勝 どーでもいいし」とか。「訃報:高田大介 どっかでのたれ死ぬ 死因:知らん 葬儀:知らん」とか。そんなわけないか。全国ドライ新聞社(現ゼンドラ株式会社)の皆様、済みませんでした。生まれて済みません。

もちろん『ゼンドラ新聞』はドライどころか、いたってまじめな、むしろホットなクリーニング業界紙です。「つなぐ手でつなぐ未来」。

もう「生まれて済みません」は止めた方がいいかな、すでに誠意が疑われているかもしれない。薮蛇でした。

あと化学業界で屈指のクールな紙名を誇るのが『ゴム報知新聞』である。(その紙面をご覧頂きたい

観測時2015年2月2日号のトップ記事は「ゴム連合、春季生活改善のとりくみ方針決定」。ゴム連合か。そういうのがあるのか……

ゴム連合ったってルフィと怪物くんとMr. ファンタスティック(ファンタスティック・フォーのリーダー、ゴム人間の元祖みたいな人)らの連合のことじゃありませんよ。しかしゴム連合の春季生活改善のとりくみか……。海賊王志願者と怪物ランドのプリンスにはいろいろ生活に改善の余地がありそうだな。方針を策定したのは Mr. ファンタスティックなのだろう。いかん、もうそういう想像しか出来なくなってきた。

電気・電機

私が昔から注目しているのは『日刊電波新聞』である。その名の通り日刊である。朝日新聞の販売所で配られていた「取り扱い新聞」のリストの中にあったのを覚えている。もう二十年前の話だから今は知らない。いずれにせよ、今回の記事のネタはこれまでほそぼそと集めていたものだが、採集を始めた切っ掛けがこの『電波新聞』という紙名に衝撃を受けたことだった。

ロゴもピピッと電波が来ていて素敵な感じだ(是非そのクールなロゴをご覧下さい)。素人さんにはなんだか「やばい電波を受信しちゃっている新聞社」なんじゃないのか、と誤解されそうだが、残念でした、電波新聞社(社名の方も今の感覚としては凄い)が発行する、歴とした電機業界の専門紙なのだ。創刊は1950年、もちろん当時は「電波」と言えばハイテクの象徴である、今のような含みなどない。

ちょっと常軌を逸した精神状態のことを「電波を受信している」と形容する言い習わしはずっと後代に生まれた用法である。おそらく今日の「電波系」の用法は「1981年の深川通り魔殺人事件の犯人が自らの行動を『電波が命令した』と証言した」(ウィキペディア:電波系)ことに由来すると思しい。

しかし「電波系」などよりもはるかに昔から『電波新聞』は在り、そしてはるかに昔からロゴではピピッと電波を送受信していたのである。

じっさい「電波系」どころか電波新聞社は『ラジオの製作』や『マイコンBASICマガジン』を発刊していたことで知られる、その時代じだいに工学・技術系少年たちの夢を鼓舞した偉大な新聞社・出版社なのである。『ラ製』がなければ日本エレクトリック産業を支えた膨大な電子系エンジニアたちが生まれただろうか。『ベーマガ』がなければ世界屈指のゲーム産業が成立しえただろうか。wifi でネットに接続してパソコンでブログを見てるなんていう人は、本当なら誰も電波新聞社には足を向けて寝られない道理なのである。電波新聞社は五反田にある。方角を各自確認しておくように。

でもこのロゴと紙名を見せられて、業界の事情に通じない最近の人なら「これは虚構新聞かなにかの類い、あるいはもっと真剣(と書いてマジ)にヤバい系の新聞なのではなかろうか」と誤解しちゃうんじゃないだろうか。そういう誤解をした人が喜び勇んで購読したらがっかりするだろうな。

同社ウェブサイトのURLもドメインが www.dempa.co.jp ということで、いたるところ「電波感」に充ち満ちている。上に見た「電波新聞とは?」の項のファイル名なんか dempatoha.html だ。「デムパとは」って。電波新聞社の関連書籍を紹介するサイトも www.dempabooks.jp「デムパブックス」とあり、堂々としたものである。むろん『電波新聞』の紙面も、同社刊関連書籍のいずれも、いささかも「電波系」ではないので御注意あれかし。むしろ「電波」の一語をトンデモ本業界から取り返さん勢いなのである。

かたや『電気新聞』日刊。ちょっと触った時にびりっときそうな紙名だが、「電気新聞は1907年(明治40年)の創刊以来、100年以上にわたって、電力会社をはじめとするエネルギー関連産業の動向を報道し続けてきました」ということで上記のごとく、前身の『電機新報』の創刊は実に明治時代! 電機関係有力紙5紙が統合して『電機新聞』となったのが昭和15年で、戦中のこと。産経新聞などよりもずっと古くからある新聞だった。観測時トップ記事は「東電、次世代量計サービス先行導入へ」

電波新聞』も『電気新聞』もぜひこの簡潔で堂々とした紙名を今後とも貫いて欲しいと思う。もう「一回りして新しい」という域に入ったと思われるが如何だろうか。

あとは落ち穂拾い

板紙段ボール新聞』資源・環境の業界紙で旬刊。社名は有限会社日刊板紙段ボール新聞社だが、これはウェブサイトでの情報発信を日刊としているということだろう。『板紙段ボール新聞』自体は上記のとおり旬刊。観測時トップ記事は「ボブストジャパン、グループの現状と今後。時代反映した新機種投入」

ビル新聞』不動産の業界紙で週刊。「ビルメンテナンス業(清掃、設備管理、施設警備)のほか、マンション管理業、建設業などの業界動向を伝える専門誌」観測時トップ記事は「業界初の公益社団法人総会」

日本プレハブ新聞』旬刊。「住宅業界に関するホットな情報を足を使って収集、発信する専門紙」現在ホームページは休止中だそう。

ラベル新聞』月二回刊。日本国内唯一のラベル関連専門紙。観測日2月1日のトップ記事は「神奈川協組 埼玉県で痴漢撃退シール採用」。一面の大広告に王子タック株式会社の「改ざん防止テープ デュアルック」。ときに私はラベラー(商店で値札なんかを連続で貼る道具)のトップメーカー、サトーと縁があったのでラベル業界の動向には注目していた。

釣具新聞』旬刊。「釣具新聞は1953年に創刊した、釣具業界で最初の「業界紙」です。釣具業界の発展と共に歩んできた新聞であり、釣具業界の経営者や幹部の方々を中心に幅広い支持を頂いております」

日刊秋田建設工業新聞』日刊。「秋田が見える、活きた情報で企業を結ぶ」。想定読者は「建設業関連の人」しかも「秋田限定」ということでかなりニッチを局限しているが、こうしたローカリティにも関わらず、実に日刊である。

今回は紙の「新聞」を発刊しているのではない名ばかりの「〜新聞」の情報は省く方針である。とりわけ、地域名が狭めの「日刊どこそこ〜新聞」はウェブにしか情報発信のないものを「新聞」と称している(しかも日刊を称しがち)ことが多いのだ。

あぶなくこの新聞の情報を省いてしまうところだった。だが『日刊秋田建設工業新聞』は物理的新聞を出している。歴とした新聞であった。黄色い紙の日刊紙。

佛教タイムス』週刊。観測時トップ記事は「展望2015 戦後70年 仏教と平和を考える―敗戦直後、教科書に自ら墨ぬり 五十嵐隆明氏(浄土宗西山禅林寺派元管長)/「イスラム国」の人質事件にWCRP・日本ムスリム協会が緊急声明」

神社新報』週刊。「『神社新報』は神社界の最新情報から論説、社会情勢にいたるまで、神道や神社に関するさまざまな話題を掲載してをります。/神道や神社をとりまく情勢なども一読することができます」観測時トップ記事は「『政教関係を正す会』研究会 佐藤・田近両氏が研究発表」

Published in: on 2015/02/07 at 14:06  コメントする  

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